今回やってきたのは神奈川県横浜市にある、わくわくの森保育園! 庭で育てている野菜が成長するようすを観察したり、給食の下ごしらえをお手伝いしたり…。園のみんなは、食べることを身近に感じながら元気に過ごしていました。
園のみんなが大切にしているのが、おいしさの元「だし」! 今回は、鰹節(かつおぶし)のほかに煮干、昆布、干し椎茸からだしをとって、自然のうまみがしっかり味わえる「汁そうめん」を作ります。

●もっといろいろヒント(1)まろやかでやさしい「天然のうまみ」を

味噌汁や煮物のように、日本人は昔から「だし」のうまみを料理に活かしてきました。この「天然のうまみ」こそが、日本人の舌を発達させてきたとも言えるでしょう。しかし最近では、素材からだしをとらず、料理にさっと加えるだけのうまみ調味料を使う家庭が増えています。こういったインスタントのだしはうまみを強調した味つけになっているため、「おいしい」と感じるかもしれません。でも日本人が昔から使ってきた天然のうまみは、まろやかでやさしい味がします。だしは調味料として加えるものではなく、素材からじっくりと引き出すおいしさなのです。その深い味わいを舌が忘れないように、次の世代にも伝えていきたいですね。

●もっといろいろヒント(2)鰹節(かつおぶし)をさわってみよう

「鰹節」という言葉を聞いて、削られた後のふわふわした「削り節」を思い浮かべる人も多いはず。でも昔はどの家庭にも鰹節の削り器があって、料理のたびにかたい鰹節を削っていました。うまく削るにはコツが必要で、そのコツを母親やおばあちゃんから教わったそうです。削り節はだしをとるだけでなく、お好み焼きの上にのせたり、おにぎりの具になったりと、子どもにも身近な食材。本来の姿であるかたい鰹節にふれる機会を作ってみませんか。そして、子どもの目の前で削ってみましょう。削りたての鰹節でとるだしはとっても香り豊か! 子どもにも、その味のちがいがはっきりとわかることでしょう。

●もっといろいろヒント(3)だし殻も使ってエコ食育!

天然のだしをとろうとすると、出るのが「だし殻」…。素材からだしをとることも食育になりますが、だし殻は“ゴミ箱にポイ”せずに、もう一歩進んだ食育を。
鰹節や昆布なら、一番だしのあとに二番だしをとることができます。だしをとり終えた鰹節は細かくきざみ、調味料を加えてフライパンで煎れば簡単ふりかけに。煮干や昆布は佃煮のほか、和えものや炒めものに加えてもおいしくいただけますよ。工夫して、食材を最後まで大切に使う、エコにも通じる食育になります。


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